大隅鹿屋病院 看護部

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大隅鹿屋病院看護部 ナースの日誌


掲載日付:2025.11.19

[令和7年度 看護研究・業務改善発表会]

2025年10月3日、令和7年度看護研究・業務改善発表会が開催されました。
はじめに教育委員長(師長)から開会のあいさつです。

 発表の日に向けて、それぞれの部署のメンバーが、取り組む内容について1年前から文献検索し、模索しながら研究計画書を作成していきます。
アンケート結果や集められたデータを集計し、結果を明らかにして考察を行い、結論や今後の課題をまとめて論文にしていきます。

発表前の準備の様子です。普段は白衣を着ている姿しか見ませんが、発表者や司会・座長のスーツ姿の凛々しい一面を見ることができました。座長との打ち合わせを終え、緊張しながらも談笑しながら過ごされていました。パソコンの操作方法やマイクでの音量調整など、発表がスムーズにいくように事前準備はバッチリです!!

 チームで作り上げた看護研究・業務改善の発表の様子です。
緊張しながらも堂々と発表し聴講者の心をひきつけていました。
発表内容はどれも興味深く、とても関心の沸く内容でした。今後、自部署にも取り入れてみたいと思える内容もあり、活発に意見交換がなされていました。

 質疑応答の様子です。
演題ごとに質疑応答がありました。沢山の質問のなか、真摯に応答されていました。
質問があったことで、より内容が深まるような、未来志向的な質疑応答でした。

そして無事に発表が終わり皆さんホッとした表情と共に笑顔が溢れていました。
発表者の皆さま、本当にご苦労様でした。
素敵な発表をありがとうございます。

 看護部長からの講評の様子です。
1年に1回の大きな行事を無事に終える事が出来ました。
今後も看護を続けていく中で、患者様のことを第一に考えしっかりと心で向きあっていけるように頑張りたいと気持ちを新たにできるイベントでした。
そして、質の高い看護をこれからも大隅鹿屋病院は届けていきます!!!

掲載日付:2025.11.12

【九州ブロック「新任看護師長研修」開催】 令和7年10月16日

 徳洲会の九州ブロックで開催された管理者研修をお知らせします。
研修要綱には、研修概要・目的・目標が記載されています。

この研修の対象者は、その年に師長に昇格した者、および師長研修未受講者となっています。
参加者は、8つの施設から16名が選出されていました。当院からは、1名の参加がありました。
最初は少し緊張気味でしたが、徐々にその緊張もほぐれてきていました。

講師は、九州ブロック内の徳洲会病院の看護部長さんたちが担っています。
実際に看護管理を担っているプロフェッショナルたちです。実践に即した事例やデータなど多くの内容を聞く事ができて大変興味深い内容になっていました。
Web上でも講師からの問いかけがあり、個々でワークした内容を発表したり話し合うという『ピア学習』も取り入れながら進められていました。
さすが、師長さんたちです。意見も多数聞かれていました。
受講者たちも、Webでの研修に大分慣れてきました。

研修の項目として、「看護師長の役割」、「組織管理、質管理」、「人事・労務管理」、「ヘルスケアシステム論」を12時間学びます。グループワーク、レポートなども交えると合計30時間で構成されています。
今回は、2回目のWeb研修でした。 実際に自分の施設・部署の課題を挙げたり、労務管理上の計算をしたりと、参加型の研修内容になるよう企画されていました。

最後の研修は、12月12日に行われますが、そこは集合研修です。
今はまだWeb上での付き合いですが、最後は直接会えるのでとても楽しみです。

今日は、臨床とは違う環境の中で頭も気も使ったので、甘いものを補給してほしいですね。

掲載日付:2025.11.05

【災害実動訓練開催】令和7年10月18日(土)

今日は、病院の職員参加型の災害実動訓練が開催されました。
マグニチュード8,0の地震が起こるところから始まりです。まずは、自分の安全確保です。
院内放送が流れ、それぞれがアクションカードに沿って行動していきます。

※アクションカードとは、大規模災害時などの緊急時に病院内で使用される具体的な行動の指示が書かれたカードのことです。これにより、不慣れな職員でも、役割に応じた必要な行動を迅速かつ効率的に実行できるようにすることができるようになっています。

まずは、院内の被災状況・職員状況の確認です。
対策本部では各部署からの報告内容をまとめ、一覧で把握できるようにしていきます。

情報収集と同時に、現在起こっていることなどを時間経過とともに記録に残すクロノロを記載していきます。

 ※「クロノロ」とは、「クロノロジー(経時活動記録)」の略で、災害時などに情報の混乱を防ぐために、出来事や情報を時系列に記録・整理する手法です。「誰が」「誰に」「どのような内容を」「いつ」発信・受信したかなどを記録することで、状況を正確に把握し、迅速な対応を可能にします。

看護部は、今入院されている方や、空床ベッド(入院可能な数)数を把握していきます。

業務中の職員の安否・部署の被災状況確認、使用中の医療機器の数など多くの報告内容をまとめていきます。また、夜勤者が出勤できるのか・休みの職員の被災状況なども把握していく必要があります。

多くの情報が飛び交う災害の場(訓練ですが)では、無線機を使用しながら、各エリアの人たちで情報共有を図ります。とても重要なアイテムです。

ここは、トリアージエリアです。傷病者が院内に入って最初に触れる医療従事者です。30秒以内でSTART法を用い、トリアージしていきます。

 ※START法(スタート法、Simple Triage and Rapid Treatment)とは、災害医療が必要となる現場で主に最初に行われるトリアージ方法で、一般的に「一次トリアージ」と呼ばれます。簡便かつ迅速な手法です。

トリアージタッグを使用して、各エリアに分類します。その後は、搬送班が、搬送してくれます。また、医療機器や資材などの物品の搬送準備も行いながら、現場がより仕事がしやすいように段取りを行ってくれていました。

ここが緑エリアです。
歩行可能な傷病者が多数診察待ちしています。
医師・看護師・医師事務補助者だけでなく、多くの医療従事者が関わり対応していきます。

ここは黄エリアです。
歩行困難な傷病者が、どんどん運ばれてきます。
黄エリアでは、バイタルサインを測定したり二次トリアージを行ないます。
そうすることで複数名の方が、黄から赤エリアへと変更になるケースもあります。
準備段階で簡易ベッドの作成も行い、受け入れる準備にも多くの人材・労力を要しています。

ここが赤エリアです。
多数の重症な傷病者が搬送されてきます。生命を救うためにただちに処置を行う必要がある緊急性のある方々が対象となります。
次から次に搬送されてきて、準備された部屋がすぐにいっぱいになってしまいました。

ここは、黒エリアです。
多くの職員で対応しています。
対象者への対応はもちろん、ご家族への対応も必要となり、心のケアも同時に行います。

当日は、鹿屋市立鹿屋看護専門学校の学生と尚志館高等学校看護学科の学生さんたちが傷病者役として、合計43名も参加してくれました。
それぞれが、模擬患者さんとして役を全うしてくれたおかげで、私たちの訓練が順調にすすめられました。
本当に感謝です。院長から手渡されたプレゼントは、モバイルバッテリーとマカロン型の付箋と飲み物です。

最後はエリアごとに反省会を行い、情報共有を行いました。短時間であったため、詳細は後日レポートとしてまとめ、再度委員会の中で今後に向けて改善点など話し合っていく予定です。
とても充実した時間でした。

掲載日付:2025.10.29

【季節が移り変わっていくと感じる日々を感じています】

 今日、出勤するときに空を見上げたらこんな感じで雲が・・・。 何ていう雲だろう!? と思いながら携帯で撮ってみました。画像をAIに鑑定してもらったところ『高積雲(こうせきうん)』または俗称で『ひつじ雲』と呼ばれている雲のようです。

通勤途中に咲いている秋桜(コスモス)です。
あぁ~ もう秋なんだなぁと季節感を感じさせてくれる花ですね。ここは、とても狭いコスモス畑ですが、うれしくて通勤途中(それも朝の忙しい時間)に、写真撮っちゃいました。 車窓からではなく、わざわざ車を路肩に止めて近くまで足を運んで撮影しました。
私がここ数年通っているコスモス園は、まだ満開をむかえておらず、ちらほらと花をつけ始めている状態でした・・・。
でも時期を変えて愛でることができるという楽しみ方もあるなと考えています。

これは、研修帰りに垂水フェリーを降りて帰る際に車に乗り、撮った1枚です。これは車窓から取りました。 曇り空だったけれど、夕焼けがとてもきれいだったので思わず撮ってしましました。

本当に季節は、夏から秋へ、そしてこれから冬支度へと移り変わるのですね。

掲載日付:2025.10.22

【主任・副主任会議 マネジメントラダーⅠ 研修の様子】

 毎月1回、各部署の主任・副主任がそれぞれ、もしくは部署を代表して会議に参加します。
今月は10月14日(火)14時からでした。

現在は、4つの小集団活動をしているため、その進捗状況の報告や課題解決に向けた問題提起をしています。
交代で司会・書記を行い、会議の進行や時間管理もきっちり行います。
これもマネジメントです。

今回は、プレゼン資料を使用して、職場環境改善チームによる『就業前時間外管理』についてのアンケート結果が報告されました。部署ごとの課題が抽出されていました。今後はこの結果を受けて部署単位での取り組みが始まります。
みんな真剣そのものです。

活動内容は、他にも、午前中退院促進チーム、トランスチェックリスト見直しチームや身体的拘束の低減に対する対応チームなどがあります。
配布資料を基に変更点を発表したり、活動状況を口頭で報告し働きかけを行うなど情報共有しています。

当日の夕方は、マネジメントラダーⅠ研修(副主任対象)が開催されていました。主任・副主任が参加しやすいように、主任・副主任会議の日と同日開催するよう計画されています。
今回の研修のテーマは、『中堅看護師のキャリア支援』でした。
まず、事前に学研のe-ラーニングシステムの課題を視聴してから参加します。研修中はグループワークを取り入れて、自分の意見を述べ、互いに意見交換できることを重視しながら研修が組み立てられています。
グループワークの結果の発表も積極的に発言ができており、さすが、副主任という印象です。
このラダーを担当している師長さんは、みんなが課題に真剣に向き合い楽しそうにしている姿を見ているのが嬉しいと話されます。

研修終了後は、アンケートに回答してもらい、即座に結果を確認し報告書を提出します。

今回のアンケート結果の一部を紹介します。
研修内容に対しては「非常に・やや興味がある」と全員が回答しています。

研修の内容を理解できたのか?との問いに、「良く・まあまあ理解できた」と全員が回答しており、研修の内容や組み立てが対象に合致していたと評価することができます。

研修内容が理解できたと思う理由を挙げてもらいました。前向きな意見がほとんどです。

研修したことが今後に役立つと思うか? との問いに役立つ・やや役立つと全員が回答しています。

どのような理由で今後に役立つと回答しているのか? を聞いてみました。
研修を企画する側からすると大変喜ばしい内容であり、思わず笑顔になってしまいます。

全体的に、中堅看護師のキャリア支援に対して、自分の役割を把握し、今後に活かしていくという決意にも似た内容が得られました。
主任・副主任は、各部署の要です。“今後の成長が楽しみ”と思わせてくれるメンバーを今後も支援し続けていきたいとしみじみと感じる一コマでした。


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