大隅鹿屋病院 看護部

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大隅鹿屋病院看護部 ナースの日誌


掲載日付:2025.10.14

【ラダーⅠ研修でディベート実施】

 10月3日にラダーⅠ(今年度4月の新入職者)で、ディベートを行いました。
今まで、看護学校で実施経験のある方、ない方などそれぞれでした。
2ヶ月以上前からアナウンスを行い、みんなで話し合いテーマを決定しグループ分けを行いました。
そして、ディベートについてのミニレクチャーを行い、グループメンバーごとに準備を進めてもらいました。

 今回のテーマは、『安楽死の権利は認めるべきだ』 について肯定側と否定側に分かれてディベートを行いました。
とても重たいテーマですが、それぞれ論文やガイドラインなど多くの文献からデータを収集して臨んでいました。
5~6人の4つのチームを作成し、2回のディベートを行いました。
各チームそれぞれの作戦があり、その作戦が上手く機能するチーム、そうでもないチームなどありました。
これは、第1戦目の肯定側チームです。

こちらは第1戦目の否定側チームです。

それぞれの作戦タイムの様子です。 どの意見に対して反駁(はんばく:他の意見に反対し、論じ難ずること。論じ返すこと。)していくのか・・・・。
チームワークの見せどころです。

集めた資料と肯定側の立論(りつろん:論題について、自分の意見の根拠や理由を筋道立てて述べること)の中からポイントを絞り、対応していきます。

第1戦の勝敗は、・・・・・・・・・・"否定側の勝利"でした。 
ジャッジメンバー全員が否定側を選択したという結果で圧勝でした。挙手しているのは否定側が良かったとの意見を持つ方々です。

次は第2戦です。 こちらは肯定側グループです。 とても真剣に意見を述べています。

こちらが否定側グループです。 こちらも理路整然と意見を述べていたグループでした。

作戦タイムの様子です。

先ほどの第1戦を終えたメンバーが固唾をのんでディベートの進捗を見守っています。

第2戦の勝者は、"否定側"!! そして、第1戦目と2戦目の勝者の否定側グループで、より素晴らしい戦い方をしたグループを肯定側グループのメンバーに選んでもらいました。
これも"圧勝で2戦目の否定側"に決定。ディベートに対する準備ができ、戦略が練られていたことが勝因だとの意見が聞かれていました。まさにその通りでした。
ベストオブ勝者には、プレゼントの授与がありました。
“どれがいいかなぁ~”と選んでいる様子です。

もらったプレゼントを手にして、ポージングしてもらいました。

私からのおねだりで、もう1ポーズいただきました。とってもいい感じですね。

もう10月中旬です。季節もだんだん夏から秋に移り行くのですね。

↑ここにはヒマワリとコスモスが植えてありましたが、今はまだヒマワリだけでした。
きれいでしたよ!!

掲載日付:2025.10.08

【特定看護師の活躍】

 当院では、創傷管理関連区分の「褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去」の特定行為のできる看護師が2名在籍しており、院内で大活躍しています。 
(重複して、他の特定行為区分を持ち合わせていますが今回は、上記に絞りご案内します)

ユニホームも別途準備して、他との”差別化”を図っています。
背中と袖口に、“特定看護師”の刺しゅうを施してあります。
色は同じで男女類似しているものですが、襟元が少し異なっています。
ユニホームも刺しゅうも自分たちで選択して決めました。愛着のある1着です。

毎週金曜日は、慢性創傷・褥瘡回診日です。
特定看護師と形成外科医、研修医1年次と看護師(褥瘡対策委員会の看護部委員長・副委員長)と医師事務作業補助者が各部署ラウンドしています。
毎回30件以上のラウンドを行ない、ひと月130件前後行われています。

ラウンド時には、各部署の看護師が、コンサルト内容と現在の状態を伝え、特定看護師と情報共有しています。密な情報提供や確認事項など移動時間の限られた時間内でも連携を図るような関係性が出来上がっています。

実際のベッドサイドでは、処置を行ったり部署の看護師にポジショニングのレクチャーをしたりなど効果的な時間の工夫されています。

現在の状態を評価して、治療計画を立案し・ケアの方法などチーム全体で統一見解していけるようにラウンドを一つの機会として取り組んでいます。 

特定看護師が2人在籍していることで、お互いに声掛けでき、連携が図れています。
又、各部署からも依頼がかけやすい状況になっています。

金曜日の回診だけでなく、スキンテアや褥瘡以外の創傷処置の評価や処置方法へのアドバイスを求め多くの電話・メールの依頼が入っています。
夜勤をすることもありますが、コンサルトにできるだけリアルタイムで対応できるように日常業務を調整しながら、前向きに取り組んでくれています。
各部署からの信頼度が高いことがうかがい知れます。

とても頼りにされている2人です。
特定行為看護師が活躍することで、今年の院内の実質褥瘡発生率0.54%
推定発生率2.05%になっています。年間を通して著しく増加することなく経過できています。
ありがたや~
これからも活動を活発に続け、部署の職員たちに刺激を与え、憧れの存在でいてほしいです。
いつも輝いていてほしいですね。
よろしくお願いします。

掲載日付:2025.09.27

教育担当者6か月フォロー研修  令和7年9月19日(金)

 今年の新人看護師を迎え6ヶ月が経過しようとしています。
今回の6ヶ月フォロー研修は、9月の第1週目に新人看護師、第2週目に実地指導者、そして第3週目に教育担当者の研修が開催されました。以下の写真は、各部署の教育担当者です。

新人看護師が話し合った意見を実地指導者に伝え、新人看護師の意見と実地指導者の話し合いの内容を教育担当者に伝達しています。いつもこの研修の内容を確認し、有効に活用してくれています。

それぞれの立場で話し合った内容を伝えることで、指導体制や環境を変えるきっかけにつながることがあります。やはり、個々がその立場で思っているだけでは、改善するのは難しく、意見は誰かに伝えてこそ改善への糸口となることが多いようです。
その1つの機会になっています。

部署に新人看護師を迎え入れるために、今年の初めぐらいから準備に取り掛かっていました。

実地指導者と部署長などを交え、複数人での話し合いを何度も重ねてきました。
その中心に教育担当者がいます。
前年度の状況を把握しながら今年度の受け入れに向けて、教育パスを念入りに見直し指導体制を整える準備をしてくれていました。4月に入職し半年が経ち、新人看護師たちも大きく成長し、遅出業務や夜勤業務など目まぐるしく環境が変わりますが、そこをフォローしてくれているのが教育担当者です。

いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いしますね。
看護部長から、教育担当者への付箋のプレゼントがありました。各自、好きな色を選び笑顔で写真撮影に応じてくれました。 ニッコリ!

掲載日付:2025.09.17

【実地指導者6ケ月フォロー研修】 令和7年9月12日(金)

今年4月に入職した新人看護師の指導者として実地指導者の役割を担っているメンバーの研修が行われました。

ちょうど1週間前には新人看護職員の6ケ月フォロー研修を行いましたが、その内容も情報共有しています。

新人看護師の意見を情報提供し、その報告の中での困りごとや不都合などを、どのようにして改善に結び付けていこうかと思考を巡らせていました。

各部署の特徴もあり、指導方法や取り組みにもそれぞれの工夫があり、グループワークを行う中で多くの情報交換を行っていました。

新人看護師には定期的にカウンセリングを行うように計画されています。では、この実地指導者たちへの精神的フォロー体制は各部署で整えられているのかなど、互いに情報共有していました。フォロー体制でのキーパーソンは教育担当者と部署長でした。

10月には、他部署研修(現在在籍している部署以外の部署を体験できる研修)も始まります。自分の部署だけで達成できない技術面などの手技を実践させてもらったり、見学したり、演習を行ったりと貴重な体験の機会です。研修先の部署をそれぞれ確認し合いました。

この研修を有意義に行うには、事前準備を行う実地指導者の地道なフォローが不可欠です。その段取りも積極的に取り組んでくれました。 ありがたいですね。

こんな先輩たちに支えられながら新人看護師たちは、日々成長してきているのだなとしみじみ感じるひとコマでした。

こんなに素晴らしい笑顔の先輩方に支えられていると思うと心強いですね。

グループワークを行う際も、自分たちでグループ分けをササッと決めて、すぐに話し合いを行えるそんなチームワークあふれる実地指導者メンバーです。

新人看護師も貴重な人財ですが、その人たちを支え成長を促す関わりをしてくれている実地指導者が重要なポジションを担い、新人看護師の育成においては欠かせない人財です。
教えることで実地指導者も大きく成長しています。それが実感としてとても感じられる今日この頃です。

実地指導者が、悩みながら新人看護師の指導をしてくれているおかげで今があります。このメンバーの笑顔を持続させられるように、実地指導者のことは部署全体で、看護部全体でバックアップしていきます。これからも、一緒に歩んでいきましょうね。

掲載日付:2025.09.09

【新人看護師6か月フォロー研修実施】 令和7年9月5日(金)

新人看護師が私たちの仲間になって6ケ月目を迎えます。早かったような、遅かったような・・・・。 
そんな言葉が聞こえてきそうな時期です。

研修の中では、まず自分の配属部署の特徴を1つ選んで、プレゼンするという内容でした。

プレゼンテーション用の資料は部署ごとにパワーポイントで作成し、それを冊子にして当日を迎えました。

学生時代からパワーポイントを活用しているためか、とても上手な資料が出来上がっていました。
部署の同期メンバーで話し合いながら、こんなに素晴らしい資料が作成できるなんて本当に驚かされます。

いざ、プレゼンです。
同期とはいえ、みんなの前での発表は少し緊張もしたと思いますが、どの部署も流暢な発表でした。
トップバッターは、7階西病棟です。 感染症対策についての内容はみんな真剣に聞きいっていました。

まだ、配属部署では半年も働いていないのに、部署の特徴をつかんだ、同期にもわかりやすい内容でした。
発表後には、質疑応答も積極的に行われており、質問する方も、回答する方も真剣な表情でした。
驚くほど多くの意見交換ができていました。時間が足りないほどでした。
この研修の内容を10月から行われる他部署研修に活用できるのではないかと思います。

全ての発表終了後に、どの部署のプレゼンが一番良かったか(資料・発表・質疑応答含め)を多数決で決めました。見事、6階東病棟が選ばれました。 
1位の2名には、おやつプレゼントがありました。
ニッコリ!!

6階東病棟は慢性硬膜下血腫についての発表内容でした。資料も見やすく発表も・質疑応答もとても分かりやすかったです。多数決もダントツ1位でした。
おめでとう!!

プレゼンの後は、みんなでグループワークを行いました。
業務の進捗状況を伝えあったり、大変なことや頑張っていることなどそれぞれ意見を出し合いました。
話すことで、みんなと自分がそんなに変わらないということがわかり安堵する様子もありました。
また、誰かが行っている工夫を自分も取り入れてみようなど情報共有できる部分もあり、有意義な時間でした。

グループワークは、2チームだけ写真撮影させてもらいました。というか他のチームを撮影し忘れました。
ゴメンなさい。
今は、入職して6か月目です。毎日の業務を精一杯がんばっています。学んだことを自宅でまとめたり、明日の予習をしたりと、まだまだ成長段階です。本人たちも頑張っていますが、周りの先輩方の支援にも感謝です。
これからも、みんなで頑張っていこうねと話すみんなの笑顔が素敵です。
同期っていいですね。


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