大隅鹿屋病院看護部 ナースの日誌

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掲載日付:2025.10.08

【特定看護師の活躍】

 当院では、創傷管理関連区分の「褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去」の特定行為のできる看護師が2名在籍しており、院内で大活躍しています。 
(重複して、他の特定行為区分を持ち合わせていますが今回は、上記に絞りご案内します)

ユニホームも別途準備して、他との”差別化”を図っています。
背中と袖口に、“特定看護師”の刺しゅうを施してあります。
色は同じで男女類似しているものですが、襟元が少し異なっています。
ユニホームも刺しゅうも自分たちで選択して決めました。愛着のある1着です。

毎週金曜日は、慢性創傷・褥瘡回診日です。
特定看護師と形成外科医、研修医1年次と看護師(褥瘡対策委員会の看護部委員長・副委員長)と医師事務作業補助者が各部署ラウンドしています。
毎回30件以上のラウンドを行ない、ひと月130件前後行われています。

ラウンド時には、各部署の看護師が、コンサルト内容と現在の状態を伝え、特定看護師と情報共有しています。密な情報提供や確認事項など移動時間の限られた時間内でも連携を図るような関係性が出来上がっています。

実際のベッドサイドでは、処置を行ったり部署の看護師にポジショニングのレクチャーをしたりなど効果的な時間の工夫されています。

現在の状態を評価して、治療計画を立案し・ケアの方法などチーム全体で統一見解していけるようにラウンドを一つの機会として取り組んでいます。 

特定看護師が2人在籍していることで、お互いに声掛けでき、連携が図れています。
又、各部署からも依頼がかけやすい状況になっています。

金曜日の回診だけでなく、スキンテアや褥瘡以外の創傷処置の評価や処置方法へのアドバイスを求め多くの電話・メールの依頼が入っています。
夜勤をすることもありますが、コンサルトにできるだけリアルタイムで対応できるように日常業務を調整しながら、前向きに取り組んでくれています。
各部署からの信頼度が高いことがうかがい知れます。

とても頼りにされている2人です。
特定行為看護師が活躍することで、今年の院内の実質褥瘡発生率0.54%
推定発生率2.05%になっています。年間を通して著しく増加することなく経過できています。
ありがたや~
これからも活動を活発に続け、部署の職員たちに刺激を与え、憧れの存在でいてほしいです。
いつも輝いていてほしいですね。
よろしくお願いします。


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