大隅鹿屋病院看護部 ナースの日誌

menu

-->

掲載日付:2026.02.06

【特定看護師の活動紹介 No3】

 手術室は、“患者さんの命を救うためにスタッフが一致団結する”とても緊張感のある場所です。そこでは医師だけでなく、専門的な知識と高い技術を持った看護師が重要な役割を担っています。
 近年、手術がより高度で複雑になっていることから、現場では自ら的確な判断をくだして素早く動ける看護師が必要とされるようになりました。その期待に応えるために誕生したのが、次世代のスペシャリストである**「手術室 特定看護師」**です。

 今回は、当院の手術室スペシャリスト、外窪 将(ほかくぼ しょう)看護副主任 兼 特定看護師(術中麻酔管理領域パッケージ取得)の仕事風景をご紹介します。

① 医師を支える「手術の助手」
医師の手が足りない時、手術室看護師は、手術の助手として直接サポートに入ります。
医師と同じ目線で手術を支えることは、医師から感謝されるだけでなく、看護師にとっても手術をより深く理解する貴重な経験となっています。

② 全体を見守る「知的な司令塔」
「外回り看護師」としての役割は、まさに手術室の司令塔です。
モニターやパソコンを駆使して、手術の進み具合や患者さんのバイタルサイン(心拍や血圧など)といった複雑のデータを瞬時に分析し、安全な手術進行をバックアップしています。もちろんデータだけでなく、実際に患者さんの様子を「見て・聴いて・触れて」確認することで、異常の早期発見に努めています。

③ 卓越した専門技術「動脈ラインの確保」
手首の動脈に針を刺すといった、非常に繊細な技術が求められる処置も行います。
写真にある身を乗り出して患部を見つめる真剣な姿には、高度な技術を持つ専門家としての誇りが宿っています。そこには、「手術を安全に進めたい」「術後の患者さんの痛みを最小限に抑えたい」という看護の本質が込められています。

最新のテクノロジーを使いこなしていても、その中心にあるのは常に「患者さんの安全と安心」です。手術室という限られた空間で技術と知性を磨き続ける彼らの存在が、現代医療の質を高め、患者さんの揺るぎない安心を支えています。

  • 1

menu close

スマートフォン用メニュー